2つのシナリオ・2人の主人公が絡み合い物語は進行する
このゲームはマルチサイトシステムを採用したコマンド選択式のアドベンチャーゲームです。プレーヤーであるあなたは、「小次郎」と「まりな」の2人の主人公を操り、物語の謎を次々と解き明かしていきます。一方は美術品の捜索、もう一方は要人警護・・・・・・と、当初2人の主人公はまったく別々の事件をそれぞれ追いかけていきます。彼らは時にはすれ違い、また時には助け合いながら、その天才的な判断力と行動力で事件の真相に迫っていきます。
捜査を続けるあなたの前には個性的かつ魅力的なさまざまな登場人物が現れます。2つのシナリオを切り替えながらプレイすることで、あなたは登場人物の織りなす人間模様の美しくも哀しい光と陰を目にすることになります。どうしてあの時の彼女はあんなに切なげだったのか……なぜ彼はあの時あんな行動を取ったのか、別の主人公でプレイしたときあなたはその本当の理由を知って衝撃を受けることでしょう。さまざまな登場人物たちの言葉にできない思いの数々……異なる視点から見ることではじめて浮かび上がる真実の数々、だからこそ表現できた立体的なストーリー構成。マルチサイトシステムが仕掛けた壮大な罠をあなたは見破ることができるでしょうか。……では、マルチサイトシステムの紡ぐ一幕の夢物語をお楽しみください。
■小次郎編
大手探偵事務所の敏腕探偵だった天城小次郎(主人公)。しかし、○罪に手を染めた事務所所長を逮捕に追い込んだことによって、自身も事務所を去ることになった。現在は港の倉庫に事務所を開設し、探偵の仕事を再開したものの、ライセンス停止中のため仕事はさっぱりの状況だった。そんなある日、とある絵画の場所を特定して欲しい、という依頼が舞い込んだ。その話を持ってきたのが自称フリージャーナリストの柴田茜だったこともあり、何処か胡散臭さを感じながらも、依頼を引き受けた小次郎だったが……。
■まりな編
一流の腕を持ちながら、任務時のアクシデントが多いことからアメリカに転属(島流し?)させられていた日本の諜報機関・内閣情報調査室のエージェント・法条まりなは、このほどエルディア国駐日大使ロス=御堂の令嬢・御堂真弥子の護衛を命じられ、3年ぶりに日本に帰ってきた。エルディア国は、現在、政情不安で真弥子自身もテロリストに標的にされているというのだ。しかし、真弥子は、警護されることを強く拒絶。そんな彼女の態度に困惑しながらも警護を開始するまりなだったが……。
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天城小次郎
- 「小次郎編」の主人公。
かつては大手の桂木探偵事務所の腕利きの探偵として活躍していたが、○罪を○した所長を逮捕に追い込んだことから事務所を辞め、所長の娘で恋人だった桂木弥生とも別れる。
その後、自ら事務所を開設するも、ライセンス停止中のため仕事はほとんどない。
しかし、今でも探偵としての一流であり、衰えてはいない。
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法条まりな
- 「まりな編」の主人公。内閣情報調査室のトップエージェント。
任務達成率99%を誇る凄腕だが、とある事情から、アメリカに左遷させられる。
今回、日本に呼び戻され、新たな任務に就くが……。
桂木探偵事務所所長・弥生とは親友の間柄だが、小次郎との直接の面識はない。
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桂木弥生
- 桂木探偵事務所所長。
かつては小次郎と恋人同士の間柄だったが、父親の逮捕をきっかけに別れる。
父と小次郎、2人の優秀な探偵を失い、失墜した事務所の信頼を回復させようと奔走している。
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御堂真弥子
- エルディア国駐日大使ロス=御堂の令嬢。
政治上の理由からテロリストの標的になっている。
物静かでおとなしく、しっかりした優等生に見えるが、心の奥底に弱さを隠し持っている。
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柴田茜
- 特ダネはないかと、常に狙っているフリーのジャーナリスト(自称)。
小次郎のおかげ(?)で、桂木探偵事務所の前所長の不正をスクープしたものの、某党の書記長のスキャンダルを暴いたことから、業界から干されてしまっているようだ。
小次郎曰く「ハイエナカメラマン」。
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プリン
- 不良に囲まれているところを小次郎に救われた少女。
以来、小次郎に懐いてしまい、離れなくなってしまう。
外国人でありながら、日本語は達者。
右の瞳が金、左の瞳が青と左右の瞳の色が異なる、所謂ヘテロクロミア。
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氷室恭子
- まりなが潜入しているエール外国人学校の生徒。
まりなのことを不審に思っているらしいが……。
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シリア=フラット
- エール外国人学校の女教師。
見事な爆乳の持ち主。
その胸のことを触れられると途端に不機嫌になる。
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