サークル「AQUA STYLE」のコミックマーケット87新作の登場です!
妖魔本に吸い込まれてしまった「射命丸文」と「犬走椛」。
その中に広がる異世界で大冒険を繰り広げるアクションゲームです。
2人のキャラを使いわけ、広大なマップを探索しましょう。文と椛以外にも、幻想郷の住人が多数登場します。
異世界から脱出するために力を貸してくれるキャラや、中には敵対して襲いかかってくるキャラも・・・。
さぁ、力を合わせてこの異世界の謎に挑戦しよう!
コミックケット87発行
鈴奈庵にあった妖魔本に吸い込まれ、異世界へと迷い込んでしまった文たち一行。
妖魔本に能力を奪われてしまい、弱体化してしまった文たちだったが、
小鈴のアドバイスにしたがって、探索という名の「取材」を開始することに・・・。
幻想郷の常識が通用しないこの異世界で、文たちを待ち受けるものとは !?
「探索型アクション」の名のとおり、広大なマップを駆け回って、この異世界の謎に挑もう!
本作では、文と椛を切り替えて操作することが可能。
遠距離戦闘が得意で、空中での停滞や短距離ダッシュができる文。
近距離戦闘が得意で、壁走りや長距離を走って移動することができる椛。
それぞれの特性を活かして、戦いを有利に進めよう。
またスキルには、文と椛の両方が使えるものと、キャラクター固有のものが存在する。
最初は行けなかった場所や壊せない壁なども、それぞれのスキルで突破することができるはずだ!
文たち以外にも、異世界に吸い込まれてしまった幻想郷の住人が数多く存在する。
助けを求めてくる者や、文たちを異変の元凶と決めつけ襲いかかってくる者など、その在り方は様々である。
異世界から脱出するためには、彼女たちの力が必要不可欠なので、あらゆる手段を駆使して協力してもらおう。
中には、戦闘を支援してくれる仲間もいるぞ!
本作のマップは広大なだけでなく、隠しエリアが数多く存在している。
中には、文たちの戦いを有利にするスキルやアイテムが置いてある隠しエリアもあるので、
あやしいと思った場所はくまなく調べてみよう。千里の記事も一歩から。
記者ならではの足を使った取材で、マップ踏破・アイテムコンプ率100%を目指そう!
幻想郷のとある貸本屋。
今日も今日とて、店番をしていた本居小鈴は1冊の本を訝しげに眺めていた。
不思議な力を持つ妖魔本に精通している彼女でも、見たことのないような一品だった。
周りに誰もいない事を確かめ、表紙を指で撫でる。
「ぶっく・・・BOOKING?とりあえず読んでみようかしら」
よいしょ、と椅子に腰を掛け、本を開く小鈴。
これが幻想郷全てを巻き込む異変の始まりとも知らずに。
ところ変わって、妖怪の山。
鴉天狗の射命丸文の手元には、相も変わらず捏造記事が拡げられていた。
「う〜ん、イマイチ体験談じゃないからパッとしない記事になっちゃいますねぇ」
つい先日、妖怪の山に核爆発を起こした事など棚に上げ、何かもっと面白い異変が起こらないかと、首を捻る文。
そんな中、彼女の部下である白狼天狗の犬走椛が部屋に駆け込んできた。
「ちょっと文さん!捏造新聞ばかり書いてないで本業をして下さいよ!」
先日の異変の重要参考人であるキスメを片手に、文に詰め寄る椛だが、――その瞬間。
カッッ !!
幻想郷全域に轟くような、とてつもない光が彼女たちを包み込んだ。
「な、何の光ですか!?」
「あの方角は、人里でしょうか。ふむ・・・ネタの臭いがプンプンしますねぇ。よし、行きますよ椛!」
制止する椛を無視しつつ、文花帖とペンを懐に飛び立つ文。
やれやれ、とため息をつきながら椛はそれに続いた。ついでにキスメも。
「あ・・・あぁ・・・こんなとんでもない妖魔本があっただなんて・・・」
貸本屋『鈴奈庵』で腰を抜かした小鈴の目の前には、先ほどの妖魔本が宙に浮かんでいた。
そのとてつもない魔力に、好奇心が旺盛で危機感の無い彼女ですら唾を飲む。
小鈴がその場を収めるべく、慎重に行動をとろうとした矢先――
本を手をかざすことで読むことができる能力で、小鈴は知っていた。
その本を開くべきではないと。完全に開けば、幻想郷と本の世界が繋がってしまう事を。
しかし、次に小鈴が見たのは、引きつった笑顔でこちらを振り返る文だった。そしてその手元には、完全に開かれた妖魔本。
「すいません、もう開いちゃいましたけど」
「うわあぁあぁあぁああーーっ!」
本の中へと吸い込まれる一同。
果たして彼女達は無事幻想郷に帰還することができるのか・・・ !?
こうして舞台を本の世界へと変えた2人の弾丸取材が始まった!