心に傷を持った少女・白羽蘇芳。
出逢いの季節、“春” に自分を受け入れてくれる友、そして恋人を持つことができた。
が、互いを赦しあった恋人・匂坂マユリは理由を言わぬまま学院を去ってしまう。
喪失感を悟られぬように振る舞う白羽蘇芳に、書痴仲間である八重垣えりかは心を痛めていた。
癒やす方法はないものかと考えていた折り初夏を迎えた学院に、一人の少女が転入する。
少女の名は―― 考崎千鳥。
最悪の邂逅を果たす八重垣えりかへと、少女は言う。
“貴女は卑怯者” だと。
夏月を迎えた学院生活の中で起こる奇妙な事件。
八重垣えりかはアミティエとなる考崎千鳥とともに学院の謎に挑む――。
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八重垣 えりか (やえがき えりか) CV:佐倉綾音
- 趣味:読書、人の弱み探し
花言葉 (エリカ) :孤独、謙遜、休息、心地好い言葉、博愛
人嫌いの変わり者。
男性的なしゃべり方をするが、これも他者との間に壁を持ちたいがゆえ。
一人を好むものの、からかうためには話し掛けにも行く。
白羽蘇芳とは書痴仲間であり、互いに好きな作家を紹介し合うなど、唯一胸襟を開く間柄である。
書痴仲間のアミティエである匂坂マユリが学院を辞めたことで心を痛めているのではと、内心心配している。
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考崎 千鳥 (たかさき ちどり) CV:洲崎綾
- 趣味:クラシックバレエ、ボイスレッスン
花言葉 (紅千鳥) :何て愛らしい、気品、高潔、忠義
芸術家肌の変わり者――。
感情を表情に出さないため取っつきにくいと思われており、気になったことは素直に口に出し尋ねるため、いらぬ騒動を起こすこともしばしば。
転入する前まで劇を中心とした芸能活動を行っており、下地であるバレエ・歌唱においては学院でも指折りである。
八重垣えりかとアミティエになるものの変わり者同士、空まわりしてしまう。
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白羽 蘇芳 (しらはね すおう) CV:名塚佳織
- 趣味:文学、音楽、映画鑑賞 部活動:料理部
花言葉 (花蘇芳) :高貴、質素、不信仰、裏切り、疑惑、豊かな生涯、目覚め
無口で心配性で小心者――。
以前と変わらぬ気質だが、春を経て自分を相手へと委ねることを覚えた。
しかし最も心を赦し合ったアミティエ・匂坂マユリが理由も告げずに学院を去り、心に新たな傷を負ってしまう。
春から夏に移り変わるも喪失感は伴ったままだが、友人・アミティエらに悟られぬように振る舞う。
映画や小説を友にしていたため、会話の中で映画や小説の引用が出ることもしばしば。
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花菱 立花 (はなびし りっか) CV:明島ゆうり
- 趣味:紅茶の茶葉集め 部活動:合唱部
花言葉 (ハナビシソウ) :私の希望を叶えてください、私を拒絶しないで
生真面目で面倒見の良い穏やかな性格。
もともとクラス委員長として周りから信頼され慕われているが、匂坂マユリが学院から去った後、二つに分かれていた信頼は一極化され大きな影響力を持つようになった。
アミティエは白羽蘇芳。
委員長ゆえ特別扱いはしないようにしているものの、傷を隠そうとするアミティエと、八重垣えりかには何くれとなく世話を焼いている。
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沙沙貴 苺 (ささき いちご) CV:長妻樹里
- 趣味:流行りもの・カエルの置物集め 部活動:料理部
花言葉 (苺) :尊敬と愛
好奇心旺盛なトラブルメーカー。
春を経て過度ないたずら行為は控えるようになったが、驚く顔が見たい、悪戯がしたいというよりも、ふざけ合いはコミュニケーションの一つとして行っているので、これからも無くなることはないだろう。
匂坂マユリと仲が佳かったため気落ちはしたが、同じく友人・白羽蘇芳を気遣い触れない立場をとっている。
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沙沙貴 林檎 (ささき りんご) CV:長妻樹里
- 趣味:読書、怪談話 部活動:料理部
花言葉 (林檎) :名声、選択、評判、選ばれた恋
怠け者気質のおっとり娘。
自分から能動的に行動することはないが、こと怪談系・不思議な逸話などには食い付き平素とは違う顔を見せる。
人気者の姉とは違い本来一人を好むも、粗忽者の姉のフォローをするため一緒に行動することが多い。
白羽蘇芳、八重垣えりかとは本を通じて気が合い自分から話し掛けるが、匂坂マユリの件から気まずく声を掛ける頻度が減っている。
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八代 譲葉 (やつしろ ゆずりは) CV:瑞沢渓
- 趣味:スポーツ観戦、写真 部活動:合唱部、料理部
花言葉 (ユズリハ) :若返り、世代交代、譲渡
エキセントリックで行動的。
言動や行動が芝居がかっており、ともすれば変人だと思われそうな性格だが、憎めない人柄と、周りに目を配り気遣う好人物として生徒からの人望は厚い。
学院における自治組織・ニカイアの会の会長であり、副会長の小御門ネリネと共に熱狂的な人気を誇っている。
白羽蘇芳はお気に入りの後輩でよくからかいに行っていたものの、匂坂マユリのことがあってからは自重している。
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小御門 ネリネ (こみかど ねりね) CV:西口有香
- 趣味:怪談話収集、食べ歩き(特にスイーツ) 部活動:合唱部
花言葉 (ネリネ) :華やか、また会う日を楽しみに、幸せな思い出、輝き、忍耐、箱入り娘
敬虔なカトリック教徒であり、善良で温和な好人物。
話し好きで常に誰かと触れあっていたい寂しがり屋だが、現実離れした美しい容姿から壁を作られてしまうことが悩み。
ニカイアの会の副会長として親友の八代譲葉と自治運営するものの、そろそろ次の後継者を選ばなければと密かに考えている。
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ダリア=バスキア CV:高城みつ
- 趣味:ガーデニング
花言葉 (ダリア) :移り気、華麗、優雅、威厳、不安定
聖アングレカム学院教師 兼 シスター。
穏やかで包容力のある教諭だが、母というよりもおっとりした姉といった風。
クラシックバレエに精通し、学院のバレエの授業は彼女が教えている。
白羽蘇芳のことで悩むものの新しく編入してきた生徒たち、介助を行っている八重垣えりかの世話などに追われフォローできてはいない。
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